大阪メトロ谷町線でお寺めぐり

蓮華部院

曼荼羅
この記事は約3分で読めます。
記事内に広告を含みます。
スポンサーリンク

意味

蓮華部院れんげぶいんとは「胎蔵界曼荼羅」に描かれる仏様エリアです。観音院とも。

曼荼羅の第一重(仏部)に属し、中台八葉院の北方(向かって左)一画に描かれています。

如来の大悲の徳で、三部のうち蓮華部にあたります。

四智では妙観察智に該当。

衆生の心性は蓮華のように泥にも染まず、もともと清浄です。

このことを妙観察智は衆生に悟らせます。

スポンサーリンク

住民

蓮華部院には、観音菩薩以下の主尊で21尊、伴位で15尊が描かれ、合計36尊の仏様がいらっしゃいます。

同じく胎蔵界曼荼羅金剛手院の主尊「金剛薩埵菩薩」と同じ位置で、中台八葉院に近い第一列中央に聖観音が位置しています。

聖観音の周囲には変化観音が集まっています。ただし、千手観音十一面観音は例外で、虚空蔵院蘇悉地院に配属。

経文では、第一列に属する7尊と諸吉祥を説いているだけで詳しいメンバーが分かりません。

現図曼荼羅では、金剛手院とのバランスから、不空羂索経その他の儀軌から集めて体裁を整えています。

また、「阿闍梨所伝曼荼羅」には40余尊を列ねています。

経文と「現図曼荼羅」諸尊との対照

経文と「現図曼荼羅」諸尊との対照は次のとおりです。

  1. 不空羂索経(30巻・菩提流志訳)
  2. 尊勝仏頂瑜伽儀軌(2巻・善無長訳)
  3. 普遍光明大随求陀羅尼経(2巻・不空訳)
  4. 如意輪陀羅尼経(菩提流志沢)
  5. 観自在菩薩経(不空訳)

現図曼荼羅:「大日経」具緣品(A)秘密品(B)

*印は单独項目

第一列:向かって右側

  1. 蓮華部発生菩薩
  2. 勢至菩薩* A
  3. 毘倶胝菩薩* A・B
  4. 奉教使者
  5. 聖観自在菩薩(聖観音・観自在菩薩A・B)
  6. 多羅菩薩*(蓮華部明妃)A・B
  7. 多羅使者
  8. 大明白身観音
  9. 蓮華部使者
  10. 馬頭観音*(大力持明王・馬頭明王)A・B

第二列:真ん中

  1. 大随求菩薩*(随求大明王)
  2. 蓮華使者
  3. 薩埵婆大吉祥菩薩(戴塔吉祥)諸吉祥(a)
  4. 耶輸陀羅菩薩A・B
  5. (蓮華使者)
  6. 如意輪観音*(b)(d)
  7. 宝供養使者
  8. 大吉祥大明菩薩(B・吉祥観世音菩薩)(a)(b)
  9. 鬘供養使者
  10. 大吉祥明菩薩(B・吉祥菩薩)(a)(b)
  11. (蓮華部使者)
  12. 寂留明菩薩(a)

第三列:向かって左側

  1. 被葉衣菩薩(葉衣観音*)(e)
  2. 白身観自在菩薩(a)
  3. 豊財菩薩(資財主・B)(a)
  4. 使者
  5. 不空羂索観音*(a)(b)
  6. 蓮華部使者
  7. 水吉祥菩薩(水月観音)(B・諸吉祥)(a)(b)
  8. 焼香供養使者
  9. 塗香供養使者
  10. 大吉祥変菩薩(B・諸吉祥)(a)(b)
  11. 蓮華部使者
  12. 白処観自在菩薩(白衣観音・白住処観音)*A·B(a)(b)

注釈

  • 蓮華部発生菩薩:蓮華種族生菩薩とも。密号は無尽金剛、三昧耶形は未敷蓮華
  • 大明白身菩薩:密号は常浄金剛・放光金剛、三昧耶形は開敷蓮華
  • 薩埵婆(率覩波)大吉祥菩薩:別称は戴大塔吉祥菩薩、密号は利益金剛・利楽金剛、三昧耶形は開敷蓮華
  • 耶輸陀羅菩薩:別称は名称慧菩薩、密号は示現金剛、三昧耶形は花枝・楊柳
  • 大吉祥大明菩薩:別称は吉祥観世音菩薩、密号は霊瑞金剛、三昧耶形は開敷蓮華
  • 大吉祥明菩薩:別称は吉祥菩薩、密号は常慶金剛、三昧耶形は蓮華
  • 寂留明菩薩:別称は施婆訶菩薩、密号は定光金剛、三昧耶形は開敷蓮華
  • 白身観自在菩薩:別称は白尊者菩薩・白観自在菩薩・大白菩薩、密号は普化金剛、三昧耶形は開合蓮華・蓮華
  • 豊財菩薩:別称は資財主、密号は如意金剛、三昧耶形は未敷・開敷の二蓮華
  • 水吉祥菩薩:水月観音と同体、密号は潤生金剛、三昧耶形は蓮華
  • 大吉祥変菩薩:別称に大吉変、密号は動用金剛、三昧耶形は開合蓮華・未開蓮華

以上のうち、

  • 大明白身観音・白身観自在菩薩・白処観自在菩薩の三白
  • 大吉祥大明菩薩・大吉祥明菩薩・水吉祥菩薩・大吉祥変菩薩の四吉祥

を合せて七白吉祥といいます。

コメント お気軽に♬

タイトルとURLをコピーしました