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蓮華

花と植物
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意味

蓮華(レンゲ)はマメ科の越年生草本。

茎は根元からたくさん枝分かれして、地面に広がります。

蓮華は仏教の代表的なお花として、かなり古くから重用されてきました。

ナム
ナム

立ったり座ったりする台として、仏様がよく使っています。

仏典に登場する蓮華は中国・日本の睡蓮にむしろ近いです。

  • パドマ
  • ブンダリーカ
  • ウトパラ
  • クムダ

の4種。

また、ニーロートゥパラを加えて5種が数えられます。

とくにパドマとブンダリーカが代表的。

顕教・密教ともにそれぞれ、次の使い方もあります。

顕教

清浄無垢の意から諸仏尊の持物台座に用います。

また、各種の文様に用い、多種類があります。

密教

理の象徴として胎蔵界を意味し、智の金剛界を表現する月輪に対峙。

開花の程度によって、未敷蓮と開敷華を区別し、因果の説明や合掌の印相などに用います。

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種類

パドマ

padmaを鉢頭摩と音写。

訳は赤蓮華、紅蓮、黄蓮華など。

赤色をラクタパドマ、白色をシュヴェータパドマといいます。

世界各地に産する蓮華で根茎は食用。

葉を荷葉といい、外院の二十天十大弟子などの台座に用います。

プンダリーカ

pundarikaを芬陀利華ふんだりけと音写。

訳は大白蓮華かシャタパッタラ(百葉華)。

葉は重なり合い、外は白く中央は黄色。

法華経」に登場する蓮華で、蕾はクマ (屈摩羅)、開花は芬陀利華、落花の前はカーマラ(迦摩羅)。

ウトパラ

utpalaを優鉢羅華と音写。

睡蓮(ハス)のことで、東アジアでかなり広く知られ、色は紅・青など。

スイレン(睡蓮)。2022年6月23日、藤田邸跡公園(大阪市都島区)にて撮影。

クムダ

kumudaを倶勿頭華と音写。

訳は地喜睡蓮(地喜華睡蓮)。

赤・青・黄・白など多色で、いずれも小形。

ニーロートパラ

nilotpalaを泥慮鉢羅と音写。

訳は青蓮華。

牛糞から生じる香気ある蓮華で、文殊菩薩が所持しています。

インド神話で古くから重用されてきました。

  • ビシュヌ神の臍から生じた蓮華上に、梵天が坐して宇宙を創造しました。
  • ラクシュミー(吉祥天)の象徴です。

合蓮華

合蓮華ごうれんげとは蓮華の蕾のこと。

形から心臓(肉団心)に譬えることが多いです。

仏様の心を満月に喩えるのに対して凡夫の心を指すことも。

開花したのを開敷華かいふけ(開敷蓮華)、少し開いたのを未開敷・ 未敷ともいいます。

大阪市内の蓮華寺

大阪市内で訪問した仏寺のうち、蓮華寺と称すお寺は次のとおりです。

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