意味
金剛界曼荼羅とは、胎蔵界曼荼羅とともに両界曼荼羅の一つ。九会曼荼羅とも。
金剛頂経に依拠し、現図金剛界曼荼羅は9箇の曼荼羅(九会)で構成されています。
大日如来の異名「金剛界如来」が中心。
九会のうち七会が金剛界品で、ほかの降三世品2種(後述)も大日如来の教令輪身なので、総称して金剛界曼荼羅といいます。
構成
図は西方を上にして縦横とも等分に3分した九会。
図に向かって中心 の成身会から下へ、それを左に一周します。
金剛界品
- 成身会(羯磨会)…5円輪を十字に排列して五仏にあて、中央に大日如来、四方四仏もまた同じ形式に排列して、十六菩薩を並べます。その周囲に四波羅蜜菩薩、内外の八供養菩薩、四摂菩薩、密教護持の諸天や現在賢劫の千仏が囲繞し(外金剛部院)、仏果の実相を図示しています。
- 三昧耶会…三昧耶形で示す同じ形式です。
- 微細会(金剛微細会)
- 供養会…十六供養を提案、構成は成身会と同じ
- 四印会…排列が一重で四方に四波羅蜜の三昧耶形(=四印)を建てます。
- 一印会…大日一尊法を修する曼荼羅で大日如来一尊の単純な図様です。
- 理趣会…金剛薩埵菩薩が中心。
降三世品
外金剛部院
外金剛部院をご覧ください。
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