自転車でめぐる東淀川区の仏教寺院の記録です。
東淀川区は大阪市の北東部、淀川の北岸、面積約13.27㎢の区です。西は淀川区、南は北区・都島区、北と東は吹田市に接します。区内には55か寺あり、大阪市全体(約1,217か寺)の4.5%を占めます。密度は1㎢あたりおよそ4か寺。寺は東中島・淡路、柴島、上新庄・瑞光、小松・南江口、大桐・豊里に分かれ、旧中島の集落が核です。一度に全区は欲張らず、塊ごとに回る区です。
歴史の核は東中島の崇禅寺(曹洞宗)です。嘉吉2年(1442年)、細川持賢が将軍足利義教を弔って再興した寺で、市指定の崇禅寺文書と、府指定史跡の摂津県改称豊崎県庁跡を境内に持ちます。阪急崇禅寺駅の名の由来でもあります。柴島の萬福寺(本願寺派)は市指定の絹本著色日本血脈相承真影を伝え、中島衆と呼ばれる真宗の流れを考える史料です。大桐の円乗寺、豊里の法正寺も市指定の真宗関係史料を持ちます。
風景で目立つのは瑞光の瑞光寺(臨済宗妙心寺派)です。欄干に鯨の骨を用いた雪鯨橋が市指定有形民俗文化財、木造菩薩立像が市指定です。小松の専念寺には阿弥陀如来・十一面観音・大日如来の三躯が市指定。南江口の寂光寺は江口の君堂として、西行が時雨に逢った話が残ります。ほかは浄土真宗が多く、等覚寺・円乗寺・西福寺・等正寺・教応寺・西宝寺などが大桐・豊里に並びます。
アクセスの目安は阪急京都線の崇禅寺・淡路・上新庄・相川、JRおおさか東線のJR淡路、Osaka Metro今里筋線の瑞光四丁目・だいどう豊里。崇禅寺・淡路から柴島、上新庄から瑞光寺、小松・江口、豊里・大桐、と分割すると自転車でも扱いやすいです。南へ淀川を渡れば都島区・北区、西へ出せば淀川区の十三につながります。
このカテゴリーでは、山門・境内・花・掲示板など、自転車遍路で見かけた風景を紹介しています。