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葉衣観音

仏様リスト
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意味

葉衣観音ようえかんのんとは観音菩薩の変化形の一つ。

また、三十三観音の筆頭で帝釈天を表現しています。

胎蔵界曼荼羅の観音院に住んでいます。

密号に「異行金剛」。

葉が繁茂して清涼な蔭をつくる様を大悲に喩えています。

日本では単独尊としての信仰を受けることがありませんでした。

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形姿

基本形

白衣観音が岩上で草の葉を敷いて坐しています。

胎蔵界曼荼羅蓮華部院の被葉衣菩薩と同体ですが、形姿はかなり異なります。

変化形

2臂像と4臂像があり、像容や持物は一定していません。

2例。

  • 葉衣観音法の本尊…左手に索、右手に杖を持ち、左膝を立てて紅白の蓮華座に坐す。右手の持物は如童幢・未開敷蓮華とも。
  • 四臂…「葉衣観自在菩薩経」には、天女形・宝冠(化仏)、右手に吉祥菓施印、左手に斧・羂索を持ち、蓮華上に坐す。

イラスト

葉衣観音。国訳秘密儀軌編纂局編『新纂仏像図鑑』地之巻、仏教珍籍刊行会、1932年、181頁。

葉衣観音法

または葉衣鎮宅法。

葉衣観音を本尊として修する法のことで、無病長寿や新築時の鎮宅などを祈ります(鎮宅法)。

葉衣観音経に説く12の修法のうち、とくに第3の護持国王法に基づいて修します。

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