大阪メトロ谷町線でお寺めぐり
PR

真言宗

宗旨・宗派
この記事は約3分で読めます。
記事内に広告を含みます。
ホットケーキ
ホットケーキ

真言宗は仏教の宗旨の一つ。平安時代の初め、唐から帰国した空海が開きました。呪文の力で即身成仏することを説いています。

スポンサーリンク

基本情報

真言宗しんごんしゅうとは中国密教空海が日本へ伝えた大乗仏教の一つ。

  • 教主:法身大日如来
  • 経典:両部大経…①大日経善無畏訳)+②金剛頂経不空訳)
  • 副次経典:蘇悉地経瑜祇経、釈摩訶衍論、菩提心論、大日経疏などの経軌・論釈
  • 空海経典(自撰):十住心論、秘蔵宝鑰、辯顕密二教論、即成仏義、声字実相義、吽字義、般若心経秘鍵など
  • 異称:真言陀羅尼宗、秘密宗、曼荼羅宗、瑜伽教、瑜伽宗、陀羅尼宗、三摩地宗など

最澄が伝えた天台宗(台密)に対して東密(真言密教)とも。

スポンサーリンク

キャリア

付法八祖・伝持八祖(住持八祖)

付法八祖

金剛薩埵が相承して南インドの鉄塔に蔵していたものを、龍猛(龍樹)が伝持し、インドの龍智・金剛智、中国の不空恵果が、日本の空海と次第相承したのを付法八祖といいます。

伝持八祖(住持八祖)

大日如来金剛薩埵をのぞいて、龍猛、龍智 、金剛智、善無畏不空、一行、恵果、空海と伝えたのを伝持八祖(住持八祖)といいます。

教義

六大、四曼、三密の三大円融を説きます。

両界曼荼羅を建てて即身成仏を本旨とします。

教判には顕密二教判と十住心による横竪二判を建てる純密教です。

空海は806年に帰朝してから、高野山金剛峰寺と教王護国寺(東寺)を根本道場としました。

歴史

弟子に実慧・真済・真雅・真如らの高僧が多く、宗風を宣揚したこともあって、平安時代をとおして各方面へ影響が広がりました。

事相の展開

事相の伝承は空海の100年後。

小野・広沢の2流を出して、ついで12流から70余流に分かれました。

教相の展開

1140年(平安時代末期)、興教大師の覚鑁は、金剛峯寺・東寺側の主張する大日如来本地法身説に対して、自性加持身説を唱えて分裂。

加持身説を新義真言宗というのに対し、従来の系統を古義真言宗といいます。

新義派

新義派は和歌山県根来寺に依拠しましたが、のちに豊山派(長谷寺)と智山派(智積院)に分かれました。

古義派(古義真言宗)

高野山真言宗、真言宗山階派、真言宗醍醐派、真言宗御室派、真言宗寺派、善通 寺派、真言宗泉涌寺派などがあります。

真言律宗

鎌倉時代初期、真言宗の西大寺叡尊が律宗復興につくし、いわゆる南都律を興隆します。

これが西大寺派の律宗のはじまりで、真言律宗といいます。

真言律宗では、四分律・網戒が并修され、どのくらい真言宗の大日経の正旨が融合させられたかは不明です。

江戸時代はじめ、真言僧の明忍も律宗の復興につくし、のちに浄厳慈雲も努力しました。とくに慈雲は正法律を説きました。

1895年、西大寺をもって真言律宗の本山とし、いまに至ります。

関連情報

中世から親しまれてきた入門書に「真言名目」があります。

大阪市内にある真言宗寺院の一覧は真言宗をご覧ください。

〔広告〕木造 弘法大師坐像 身丈2寸

弘法大師御誕生1250年を記念し、仏像ワールドが新たに創作した弘法大師像。

木造 弘法大師坐像 身丈2寸

コメント お気軽に♬

タイトルとURLをコピーしました