意味
ミトラ教(Mithraism)は古代ペルシアの宗教。
ミトラス教またはミスラス教とも。
ゾロアスター教の直系に属する宗教でマニ教の母胎。
主神ミトラ
聖典 「ゼンド・アヴェスタ」によると、主神ミトラ(ミスラ/Mithra)は、アフラ・マズダに直属する重要神格。
3世紀頃、ミトラは天空の主宰神として、インドやイランの人々から信奉されました。
また、太陽神、光明神、万物豊穣の神としても崇拝されました。
インドのヴェーダ神話のミトラ(Mitra)と対比され、 印欧比較言語学・比較神話学上の興味あるテーマとなってきました。
弥勒菩薩との比較調査も盛んです。
世界観
平等観を唱えます。
聖餐にあずかることによって、信徒は無差別に福音を得て、復活に入ります。
善悪二元の闘争の現実世界も、ミトラの来降によって善者の復活不死を約束されます。
展開と衰退
2世紀ごろローマ帝国の支持をえてヨーロッパに流布。
世界宗教として発展する気運を示したものの、キリスト教の台頭によって4世紀ごろに衰退し、信者の多くがキリスト教やマニ教などに改宗しました。
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