ゾロアスター教

ゾロアスター教（Zoroastrianism）は、古代イランの民族宗教。

教祖はゾロアスター（ザラスシュトラ／Zoroaster）。

マズダ教（Mazdāh、主神の名）、拝火教（拝火の儀礼）、祆教（中国名）とも。

経典は「アべスタ」で、古代ペルシア語と古代梵語の姉妹語で書かれています。

ササン朝ペルシャの時代（224年〜651年）に、現在の体裁になりました。

教義は二元論にもとづいています。

宇宙における対立的な光と闇、善神（アフラーマズダ）と悪神（アングラーマインユ）が一切の善悪を創造し、両者が闘争して他界で最後の審判があると考えます。

主神マズダは光の原理であり、火の神聖視がインドに輸入されてアシュラ（阿修羅）に転じました。

さらに、密教では大日如来に神格化されたとみる説も。

分化した宗教にミトラ教があります。