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金剛頂経

経典・文献
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意味

金剛頂経こんごうちょうぎょうとは、真言宗三部経の一つ。

金剛頂の意味は諸経典中の最高峰。

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種類

広略に2種がありましたが、現存は略本のみです。

漢訳に3種あります。

  1. 不空訳…金剛頂一切如来真実摂大乗現証大教王経、3巻。広く使用。
  2. 金剛智訳…金剛頂瑜伽中略出念誦経(略出経とも)。4巻は723年の訳出で、原本は7世紀末に東南インドで成立したもよう。
  3. 施護訳…一切如来真実摂大乗現証三昧教王経、30巻。菩薩・如来の境地へ速かに証入するための密教独自の秘密儀則を詳述。現存しません。

不空による構成

不空の「金剛頂経瑜伽十八会指帰」に説明されている「金剛頂経」全十八会の構成は次のとおりです。

  1. 初会 – 「一切如来真実摂大乗現証大教王」(「真実摂経」「大教王経」)
  2. 第二会 – 「一切如来秘密主瑜伽」
  3. 第三会 – 「一切経集瑜伽」
  4. 第四会 – 「降三世金剛瑜伽」
  5. 第五会 – 「世間出世間金剛瑜伽」
  6. 第六会 – 「大安楽不空三昧耶真実瑜伽」
  7. 第七会 – 「普賢瑜伽」
  8. 第八会 – 「勝初瑜伽」
  9. 第九会 – 「一切仏集会挐吉尼戒網瑜伽」
  10. 第十会 – 「大三昧耶瑜伽」
  11. 第十一会 – 「大乗現証瑜伽」
  12. 第十二会 – 「三昧耶最勝瑜伽」
  13. 第十三会 – 「大三昧耶真実瑜伽」
  14. 第十四会 – 「如来三昧耶真実瑜伽」
  15. 第十五会 – 「秘密集会瑜伽」
  16. 第十六会 – 「無二平等瑜伽」
  17. 第十七会 – 「如虚空瑜伽」
  18. 第十八会 – 「金剛宝冠瑜伽」

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