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須弥山

地理
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意味

須弥山しゅみせんとは、古代インドにおける宇宙観で主要な考え方。

スメール(Sumeru)の音写は修迷楼・須弥留など。訳語に妙光・妙高。

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宇宙観の内容

世界の最下層は風輪で、その上に水輪金輪(または地輪)があります。

さらにその上には九山八海(山と海が交互に並ぶ)があって、最外の海中の四方に島があります。

このうち、南の島(南閻浮提)に地球があります。

須弥山の位置・構成と住民

地球の中心に高山があり、これが須弥山。山頂は有頂天

水中・水上ともに8万由旬の高さがあります。

山は四面、四宝(白金・瑠璃・玻梨・黄金)からなり、日月がその中腹を回ります。

山頂

山頂付近の天界を忉利天といって、帝釈天の天宮(善見城)があります。

頂上の四方に峯があり、峯ごとに八天があるので、1+4×8=33で、三十三天が住む計算になります。

阿修羅が山頂の隣国に住みます。

中腹

中腹の四方に四天王が住んでいます。4方角の守護神として帝釈天を護ります。

香酔山

南贍部洲最北辺の山脈で、観音菩薩穣麌梨童女が住んでいます。

第四層

多聞天が住み、夜叉羅刹を率いて他の3州を兼ねて守っています。

第四層にある賢上城に持国天が住みます。

密教の道場観への影響

密教の道場観には、広観の場合に本尊の住所として須弥山を観ずることがあります。

これを模して仏の座としたのが須弥壇。 山腹のくびれた姿を写しています。

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