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供物

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意味

供物くもつとは供養物の略語で、神仏に供養する物や事。よく、お供物といいます。

法事法要供養など)のときに御供えする物で、法要のやり方に対応した事物があります。

仏教では仏法僧侶の三宝に供養するもので、飯食・香・華の3種類が基本です。

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種類

一般

一般に五辛や酒肉などの不浄物をのぞますが、調伏法には例外があります。

華の供養では、如来に白色・好香の華、観音菩薩に水中所生の白花、金剛部ではさまざまな香華を用います。

また、色や味にもいろんな規定があります。

  • (三部の区別)…仏・蓮・金
  • 三供養…身口意の三業の作用で供養
  • 三種供養…外・行・理の作用で供養
  • 四種供養…物品・合掌・慈悲・運心
  • 四事供養…衣服・飲食・臥具・湯薬
  • 十種供養華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・蓋・幡・衣服・伎楽

密教

密教では、五供養(五種供養)、六種供養、八種供養などを行ないます。

六種供養

閼伽、②塗香、③華鬘、④焼香、⑤飲食、⑥燈明の6種を仏尊に供養します。

それぞれ、順、檀、戒、忍辱、精進、禅(般若)の六波羅蜜に配当。

五供養

六種供養から閼伽をのぞき、①塗香、②華鬘、③焼香、④飲食、⑤燈明の5供物を胎蔵法に用います。

また、金剛界と胎蔵界の両部を双行する修法にも五供養を用います。

八供養

嬉・鬘・歌・舞・香・華・灯・塗。

金剛界法に用います。

やり方の区別

前供養と後供養

修法には前供養後供養の2度供養します。

前供養は〈入我我入〉や正念誦の前に、後供養は本尊加持や散念誦の後。

理供養と事供養

また、密教には理供養事供養の区別があります。

  • 理供(内供養・運心供養・真心供養)…たんに供養物の印明を結誦して(観念をもって)先に供養。
  • 事供(外供養・事法供養・現供養)正しく現物を供養。行法には理供の後に行ないます。

さらに詳しい説明は、密教での供養をご覧ください(^^)

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