概要
修法とは密教で行なう加持祈祷や供養法などのことです。
行者と本尊とが一 体になることをめざして、所期の成果を得ます。
読み方は「しゅほう」「すほう」「ずほう」。
また、行法・秘法・密法ともいいます。
基本のやり方
このようにして、行者と本尊とが一 体となります。
種類
目的によって次の種類があります。
四種壇法
- 増益製法…寿命や福徳を増進させる
- 息災法…災害や苦難を除く
- 敬愛法…如来・菩薩や君主の愛護を得て、相互の慈愛心を生じさせる
- 降伏法…悪人・悪心を抑える
五種壇法
四種壇法に鉤召法を加えます。
鉤召法とは本尊を召請する修法です。
その他
これらを開いて6種類・9種類の修法もあります。
宗旨や宗派によって、目的応じた壇の形や作法の仕方が定められています。
目的以外の区別
また、目的以外で区別すると次のような種類に分けられます。
- 行法組織…金剛界立・胎蔵界立・十八道立別行立・如意宝珠立(→如意宝珠)
- 結構…大法・秘法・普通法
- 本尊や眷属の数…五尊立・十七尊立・三十七尊立
- 修法壇の数…一壇立・二壇立・三壇立
- 繰り返し回数…一座・三座・七座・二十一座
有名な修法
各宗旨・宗派で、大法という主要な修法が異なります。
有名な修法を挙げます。
これらの修法の多くは御修法としても重視されてきました。
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