大阪メトロ谷町線でお寺めぐり
PR

大黒天

仏様リスト
この記事は約3分で読めます。
記事内に広告を含みます。
スポンサーリンク

ギャラリー

日蓮宗法性寺の大黒天(大阪市中央区)。2022年4月8日に撮影。

やあ。油掛大黒天。真言宗御室派宝珠院(大阪市北区)。2023年6月9日に撮影。

大黒天。真言宗藤次寺(大阪市天王寺区)にて、2023年9月1日に撮影。

スポンサーリンク

意味

大黒天とは天部に属する仏尊の一つで、三宝を守護し、飲食を司ります。

  • 音写:摩訶迦羅
  • 三昧耶形:剣・刀袋(本拠なし)

迦羅は黒の意味。

身体は黒色で忿怒形を示し、また戦闘・福徳の神として形姿はいろいろです。

七福神のメンバーでもあります。

キャリア

展開

インド

戦闘・財福・冥府の神として、3つの性格があります。

  1. シバ神の化身 破壊を担当。尸林しりんに住んでいて隠形・飛行に長じ、血肉を食う神。祭れば加護して戦いに勝ってくれます。→シバ神
  2. 財神 ビシュヌ神地天の化身として、インド寺院の厨房に祭られます。
  3. 冥府の神 焰摩天と同体として塚に住みます。

中国

財神として寺院に祭られました。

日本

最澄が三面大黒を祭りました。

神王形で三面六臂。

右手に剣と人髪、左手に剣端と羊皮、さらに両手で象皮を捧げました。

のちに七福神の一つとして頭巾を頂き、右手に打出小鎚、左手で大袋を負い、俵を踏み立って、財宝の豊富さを示します。

中世以後、寺院の厨房に祭られ、示大黒柱の名が出現。

また発音の類似から、大黒を大国と同一視し、大国主命に擬されるようになりました。甲子に当て鼠を使者にするのは俗信です。

アドレス

胎蔵界曼荼羅」最外院・北方。

形姿

大黒天神法(唐)

身体は青色、三面六臂。

前の左右2手で剣を横たえて持ち、次の2手は、左手に牝羊の角、右手に人間の髪を握ります。後の2手で背後に張った象皮を支えます。

髑髏を瓔珞とする忿怒形

別に、八臂像は足下を地神天女が両手で受けています。

南海帰内法伝

「南海帰内法伝」(義浄 4巻)に、財神として、神王形で金嚢を持ち、床に左膝を立て右脚は垂れています。

大黒天神法

身体は黒色で烏帽子・狩衣を着し、右掌は腰に、左手で背負った大袋の口を肩越しに握っています(観世音寺像)。

また、出世大黒といって大黒天・毘沙門天辯才天の合体した三面大黒がある天台宗の創案。

俗説の六大黒

ちなみに俗説の六大黒とは、

  1. 比丘大黒
  2. 摩訶迦羅大黒女
  3. 王子大黒
  4. 真陀大黒
  5. 夜叉大黒
  6. 摩迦羅大黒

七福神

七福神の大黒は、左手に袋を負って、右手に打出小槌を持ち、2俵の米俵を並べた上に立っています。

コメント お気軽に♬

タイトルとURLをコピーしました