仏様リスト
仏様は意外にたくさんで、種類や階層が複雑。
仏教を開いたお釈迦様は仏様ですが、それ以外にも仏様がたくさんいます。
また、修行している私たちでさえ仏様といえることもあり、さらに、私たちが死ねば、ほぼ仏様になっていきます。
このように、一言で仏様といっても複雑で難しいです。
このページでは国語辞典をもとに仏様用語を整理して、仏様リストとしています。
わかりやすくコンパクトに仏様の種類や御利益などを説明しているので、備忘録にお使いください。
シャカ・仏
シャカ(釈迦)
古代インドの仏教の開祖で、ブッダ(仏陀)とも。
仏
ほとけ。
仏教の創始者シャカ(釈迦)が悟りをひらいて宇宙の真理を一身に体得した姿。ここから色んな意味が出てきます。
- 人間を超越えようして永遠に生き、罪ある人間をも救う慈悲と知恵と力とをもつ者となったシャカのこと。また、その尊い教え。ブッダとみいいます。例文 仏の道に入る。仏に仕える。
- シャカの色んなと考えられる、如来や観音などの菩薩たち。また、これらの菩薩たち刻んだ像。 例文 仏を 拝む。わが家の仏尊し。
- 亡くなった人。例文 仏になる。
如来
如来は仏を敬った呼称。
具体例は次。
菩薩
菩薩は次の3つのものを指します。
- 仏に次ぐ位の者。
- 仏となるために悟りを求め、憐れみの心で人々を導く修行者。 事例 観音菩薩
- 神に贈った尊号。事例 八幡大菩薩
菩薩のうち観音菩薩は変化形がたくさんもち、別途「観音部」を設けています。
菩薩の具体例は次。
明王
明王とは、密教において、仏教の教えに従わない者たちに対し、忿怒の形相で教化する仏。
大日如来そのものが変化した仏との説もあり。
有名な明王は不動明王。
もともと、「明」の意味は智慧の光明。
密教では智慧の根源として王と尊び、真言や陀羅尼の異称としています。
- 真言を宣布する
- 難化の衆生を調伏する
つまり、明王は智慧が高く教化を担当する(教令輪身する)ことから、威圧する形相(忿怒)が多いわけです。
明王が教令輪身を担当する指示は、最高仏である大日如来の命によります。
具体例は次。
天部
ほかの捉え方
眷属
けんぞく。
意味
もともと眷属とは、家族・従僕の種類で、眷愛し隷属する者の意味。
仏様関係では、仏・如来・菩薩・天に従属する使者。ふつう、三尊仏の脇侍は除外。
事例
- 釈迦如来…十大弟子、八部衆、十六善神(般若護持)
- 薬師如来…十二神将
- 阿弥陀如来…聖衆来迎の二十五菩薩
- 千手観音…二十八部衆
- 文殊菩薩…八大童子
- 普賢菩薩…十羅刹女
- 転法輪菩薩…十六大護
- 不動明王…八大童子
- 毘沙門天…五太子、八大薬叉大将
- 辯才天…十五童子
- 焰摩天…太山府君、五道大神、司命、司録、荼吉尼天、遮文茶など