人物
維摩とは、中インドにあった毘舎離(ヴァイシャーリー)城の長者。維摩居士のこと。
在家にして釈迦の教えをうけて菩薩の行を修し、弁舌が自在で仏弟子に及ぶものがいませんでした。
不二の法門
論客維摩居士の病床に、智慧第一の文珠菩薩が釈迦の名代として見舞い、不二の法門を論題として展開。
この論戦は敦煌壁画に描かれ、日本でも711年に法隆寺五重塔内に製作されました(後述)。
文化財
日本では金剛界曼荼羅の維摩会の本尊として、文殊菩薩と対に作られることが多いです。
形姿・像容あるあるは、頭巾を被り、手に如意宝珠などを所持。
法隆寺五重塔本塑像、法華寺塑像、興福 寺木像などが有名です。
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