意味
諡号とは、高僧の没後に贈る称号。
朝廷が贈る風習は中国に始まり、日本でも踏襲。
生存中にも賜る場合があります。
宗旨や宗派内で通用するものは私諡号といいます。
ここでは、四大師をはじめ、大師号、菩薩号、国師号など、日本の僧侶に贈られた諡号を紹介しています。
種類
大師号
一般的に大師といえば弘法大師をさします。
四大師
真言宗
- 1308年…益信に本覚大師
- 1690年…覚に興教大師
- 1707年…聖宝に理源大師
- 1774年…実慧に道興大師
- 1828年…真雅に法光大師
- 1883年…俊芿に月輪大師
天台宗
- 良源に慈慧大師(私称か)
- 天海に慈眼大師
- 真盛に慈摂大師
私諡号は天台宗に多いです。
- 相応…南山大師
- 光定…別当大師
- 義真…修禅大師
- 円澄…寂光大師
他宗旨
以上の勅賜で十八大師。
ほかにもいます。
菩薩号
行基の大菩薩をはじめ、西大寺の叡尊に興正菩薩、良観に忍性菩薩、覚盛に大悲菩薩、源空に光照菩薩など。
国師号
おもに、禅宗に賜りました。
- 円雨辨円に聖一国師
- 頭日に仏国応供広済国師
特賜には次のとおりです。
- 師錬に虎関国師
- 宗峰妙超に大燈国師
- 夢窓疎石に夢窓国師
禅宗の禅師号や和尚号・法師号・上人号などもあります。
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