大阪メトロ谷町線でお寺めぐり
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仏像スタイル

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光背・台座・坐り方

盤石座

盤石座(ばんじゃくざ)とは自然を採り入れた台座で明王部・天部に使用。岩座とも。立像・坐像・倚像にも便宜。種類は2つに大別。瑟瑟座(しつしつざ)は不動明王の専用台座で、洲浜座は岩座の平面を洲浜型にし、興福寺の天龍八部衆の阿修羅像に見られます。
持物

持物

持物(じもつ)とは仏尊像が所持する物。仏尊像のあり方を指示する要素。如来部は印相が多いですが、薬師如来は薬壺を所持。菩薩部はおもに蓮華・水瓶・念珠・如意宝珠・羂索など。千手観音のは特別に多く、その四十二臂はさまざまな物を持っています。
仏像スタイル

瓔珞

瓔珞(ようらく)とは玉の頸飾(首飾)。keyūra(枳由羅)の訳。貴金属と珠玉を連ねた装身具はインド貴族の風習で、如来や菩薩が用いました。ときには、宝冠・天蓋・台座にも用い、烏枢沙摩明王は龍蛇を、深沙大将は髑髏を連ねて代用品ともします。
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印相・形相

隠形法

隠形法(おんぎょうほう)とは自己の姿を隠して他人に覚知されなくする法。摩利支天護身の法を使用。大金剛輪印・摩利支天隠形印などを結び、真言を誦して五処を加持。睡眠・覚悟・沐浴・遠行・逢客・飯食・入厩のたびに印言を結誦。古来から武士に人気。
仏像スタイル

摩崖仏

摩崖仏(まがいぶつ)とは自然の懸崖や大石の表面を磨いて文字や仏像などを陰刻したり半浮彫にしたりしたもの。日本には狛坂摩崖仏(滋賀県栗太郡栗東町)、宇智川摩崖碑(奈良県五条市)、臼杵摩崖仏(大分県臼杵市)、熊野摩崖仏(大分県豊後高田市)など。
印相・形相

声聞形

声聞形(しょうもんぎょう)とは、仏像の形姿の一つ。頭髪を剃り(円頂)袈裟をつけています。声聞には二つの意味があります。①釈迦の音声を聞いた仏弟子、②大乗仏教において縁覚や菩薩に対して低い仏道修行者。声聞形は釈迦十大弟子や地蔵菩薩に多いです。
仏像スタイル

誕生仏

誕生仏(たんじょうぶつ)とは釈迦が誕生した直後の姿。摩耶夫人の右脇から生まれ七歩進んでから、右手で天を左手で地を指して「天上天下唯我独尊」を唱えました。灌仏会(花まつり)の本尊。誕生仏の多くは金銅仏で、甘茶を受ける灌仏盤を伴ないます。
仏像スタイル

胎内仏

胎内仏(たいないぶつ)とは仏像の胎内に入れた小仏像。つまりマトリョーシカ状態。仏像以外の経典・摺仏・遺愛品などは胎内物。菩提のために造像して、その持仏を納めるなどの特別なケースは平安時代以後のことです。寄木造の仏像には中の空胴に納めます。
素材と作り方

金銅仏

金銅仏(こんどうぶつ)とは銅か銅の合金(多くは青銅)に渡金を施した仏像のこと。金銅像とも。製法は鋳造が一般的で、金銅板の押出仏も。日本では天平時代前期(白鳳仏)に技術が進歩し、薬師寺の本尊や東院聖観音や御物四十八体仏などの傑作が豊富です。
光背・台座・坐り方

生霊座

生霊座(しょうりょうざ)とは仏像の台座の一種。生霊は鬼や天邪気の類をいい、おもに明王部や天部の仏尊が用います。外道神を踏みつける姿は、仏尊が仏法に帰依した護法の意味を象徴。降三世明王、大元帥明王、毘沙門天、四天王、烏枢沙摩明王の事例も説明。
印相・形相

アルカイック・スマイル

アルカイック・スマイルとは古代の彫像によく見られる表情の一つ。口唇の両端を上へ曲げた微笑。英語で「archaic smile」と書き、古式の笑い、古拙的微笑と訳されます。仏像では中国六朝時代の雲崗石窟、日本の飛鳥・白鳳期のものに見られます。
光背・台座・坐り方

坐像

坐像とは坐った仏像や坐り方のこと。多用される仏像の坐法は、結跏趺坐と半跏坐。ほかに次のような種類があります。跪坐、輪王坐(輪跡・輪王跏)、箕坐、正座など。これらをわかりやすく説明しています。
光背・台座・坐り方

須弥座

須弥座(しゅみざ)とは台座の一つで妙高座とも。須弥山を模した箱形で腰細形式のもの。須弥山の山頂は忉利天という世界。ここに帝釈天が住んでいます。蓮華座と同じく、古くから使われてきました。ここでは台座の形状や名前をわかりやすく説明します。
光背・台座・坐り方

台座

台座とは仏像の土台のこと。仏像に対して2つの役割があります。①仏像の環境を規定する(神聖化・荘厳化)②儀軌に依拠して仏像の表現を補助する。古代インドで最初に使われた台座は草座。ここでは、台座の歴史と種類を分かりやすく説明しています。
光背・台座・坐り方

金翅鳥

金翅鳥(こんじちょう)はインド神話上の鳥で、ヒンドゥー教ではビシュヌ神の乗物。迦楼羅と同一視されます。スパルナ(suparna)の音写は蘇鉢刺尼・蘗嚕拏。美しい羽の意味。訳語に妙翅鳥、項瘦鳥、食吐悲苦声など。
光背・台座・坐り方

跪坐

胡跪坐(こきざ)とは両膝・両足指を地に接する坐法。ここまでは土下座と同じです。そこから2通りに分かれます。①長跪は両腕を左右に開いて平服する(身を臥せる)、②互跪は左右両膝のどちらかを浮かせて坐る。互跪はさらに2つに分かれます。
素材と作り方

木彫

木彫(もくちょう)とは仏像製作の代表的な作り方です。訓読みで「きぼり」とも読みます。素材に木を使って彫刻して仏像を作ります。素材となった木々、木製仏像の作り方(一木造と寄木造)、代表的な木彫作品などを紹介しています。
持物

輪宝

輪宝(りんぼう)、転輪王の武器で平板円形。周辺に利刃があります。チャクラ(cakra)から新羅と音写します。ほかの訳語に、輪、法輪、宝輪など。材料によって金剛輪・金輪とも。ここでは意味やご利益を説明して、お寺に掲示された転法輪をご紹介。
光背・台座・坐り方

光背

光背(後光)とは如来や菩薩の光明を象徴して仏像の背後に立てたもの。ここでは頭光(眉間光)と挙身光に分けて光背の種類や日本でのパターンを説明。光背で有名な仏像、阿弥陀如来及両脇侍像(伝橘夫人念持仏)と不空羂索観音立像もご紹介。
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