概要
坐像とは坐った仏像や坐り方のこと。
ほかに次のような種類があります。
種類
跪坐
- 胡坐(長跪)…もとものインドの礼法の一つで、両膝と両足指を地面につけて跪いています。日本での事例は少ないですが、眷属の仏像に少し見られます。
- 互跪…片膝を地につけてひざ まづく坐法。
→詳しくは跪坐をご覧ください。
輪王坐(輪跡・輪王跏)
転輪王の坐法。
如意輪観音によくあるように、片膝を立てて、身体を支えるように後の方で手を着いています。
箕坐
両足を前へ出して、X状に組んで坐っています。
正座
木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(三千院往生極楽院阿弥陀堂、京都市)のうち、脇侍を勤める観音菩薩と勢至菩薩は正座をしています。
→阿弥陀堂
その他
互坐・偏坐・賢坐・蹲踞坐(踞坐)などがあります。
なお、腰掛に坐する倚像も坐像の一種です。
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