基本情報
曹洞宗とは禅宗五家七宗の1つ。
- 両大本山:①永平寺(福井県吉田郡永平寺町)、②総持寺(神奈川県横浜市鶴見区)
- 本尊:釈迦牟尼仏
- 開祖:道元
- 太祖:瑩山
大阪市内の曹洞宗寺院はこちらをご覧ください。
お経
曹洞宗のお経は、ほかの仏教宗旨と同じスタンスで、おもに漢訳の経典を使います。
家で読むお経として公式ホームページで紹介されているものは、次のお経です。
歴史
中国で成立
禅宗は7世紀、中国禅宗六祖の慧能のときに南宗禅(祖師禅)が大成されていました。
9世紀、洞山良价(807年〜869年)が南宗禅の法系を加味して、法を広めました。
そして、中国禅宗六祖の住んでいた曹渓の「曹」と洞山の「洞」をとって、自分の法系の名前にしました。
宋代以降の中国禅界は、臨済宗と曹洞宗の2大法系に分かれました。
日本へ輸入
道元が日本へ輸入。
洞山第13世の天童如浄からの法を授かり、日本で伝えました。
道元禅師は永平寺(福井県)に住んでいて、曹洞宗風を鼓吹し、四世瑩山禅師のとき、能登に総持寺を開きました。
瑩山禅師は1300年頃に大乗寺(石川県)の住職になってから、門徒をたくさん集め、曹洞宗の発展を促しました。
日本の曹洞宗
日本の曹洞宗は道元を開祖に、瑩山を太祖と考えています。
二人の「祖」を立てる姿勢を一仏二祖といいます。
また、永平寺・総持寺(1898年に鶴見へ移転)の二山を大本山として、管長は宗門の最高権威に位置づけられています。
現在、曹洞宗は1万5000の寺院と800万人の檀信徒を数えます。
関連情報
- 曹洞宗:大阪市内にある曹洞宗寺院の一覧。
- 曹洞宗のお経について:曹洞宗近畿管区教化センターのページ。基本的な経典それぞれに、説明、大意、本文を掲載。
- 曹洞宗 曹洞禅ネット:曹洞宗の公式サイト。
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