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信貴山縁起

史跡
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概要

信貴山縁起しぎさんえんぎとは、紙本着色で描かれた3巻の絵巻。

1951年、日本の国宝に指定されました。信貴山の朝護孫子寺蔵。

当山に毘沙門天を勧請した信濃の聖、命蓮の説話を描いています(宇治拾遺物語に記載)。

上巻最初の調書が欠けるほかは大体完備しています。

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内容

信貴山縁起 山崎長者の巻(部分)。Chōgosonshi-ji, Public domain, via Wikimedia Commons

上巻(飛倉の巻または山崎長者の巻)

山に籠る命蓮に代わって食物を集めに鉢が飛び、山崎長者の校倉が山へ飛び去る印象的な画面。

躍動する人物描写が有名です。

中巻(延喜加持の巻)

延喜帝・醍醐天皇の御悩を治すために勅使が命蓮の前に立ち、山を出ずに剣の護法を修します。

雲の尾を引いた童子輪宝を追う図が人気です。

下巻(尼公の巻)

姉の尼が弟をたずねて旅する山水の場面が展開。

奈良大仏殿の図も見えます。

全体像

流麗な線描の筆致は、同じく12世紀頃の作品である「源氏物語絵巻」と好対照。

画を鳥羽僧正(覚猷)と伝えますが、確証がありません。

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