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弥勒菩薩と太陽神ミスラとの関係

仏界
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中宮寺弥勒菩薩を直接拝んで、ますますルーツが気になってきました。

すでにNHKの特集を追尾した記事を書いていますが(微笑む仏像の正体と誕生物語)、今回は、弥勒菩薩と太陽神ミスラ(ミトラ)との関係に直視して、まとめてみたいと思います。

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弥勒菩薩と太陽神ミスラとの関係

Denis DoukhanによるPixabayからの画像

古代ペルシャの太陽神ミスラはゾロアスター教ミトラ教の神様の一つ。

遊牧民(月氏)の建設したクシャーナ朝にて、ミスラは仏教と出会いました。

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ミスラの東進

その出会いのなかで弥勒菩薩(Maitreyas)が生まれたといわれます。

また、弥勒菩薩の救世主メシア的な性格はミスラから受け継いだものだとの説もあります。

クシャーナ朝の全盛期はカニシカ1世のとき(2世紀中頃)で、仏教は庇護されました。

彼の治世下ではじめて仏像が作られ、偶像崇拝を認められた仏教は、ガンダーラ美術として多彩な展開をみせました。

ミスラの西進

太陽神ミスラは、古代ギリシャ・ローマにおいてミトラースと呼ばれ、太陽神・英雄神として崇められました。

東西の融合

ミスラを媒介にした弥勒菩薩とミトラースへの展開は、東西融合のダイナミックな事例です。

最近では、毘沙門天の起源をギリシア神話のヘルメース(ローマのメルクリウス)に求める説も出てきました。

弥勒菩薩像や半跏思惟像は、仏像の歴史のどこに位置するのでしょうか。ぜひ「仏像の歴史:インド」もご覧ください。

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