意味
五色界道とは曼荼羅の境界に用いる五色の線。
密教では五色を重視して、いろんな意味や意義をもたせています。
配置
現図曼荼羅
金剛界の理趣会をのぞく各会の中輪(中央の月輪、大日如来を安置)の外囲に方形にとり巻きます。
一印会が大きくて見やすいです。
内から外へ法爾の次第として白青黄赤黒の順序。
胎蔵曼荼羅
中台八葉院外囲の方形にあります。
内から外へ法爾の次第として白赤黄青黒の順序。
行者が諸尊に供養する通路、諸尊が出入往還する通路、供養物を並べる場所などの諸説あり。
彩色曼荼羅
| 胎蔵界曼荼羅 | 金剛界曼荼羅 | |
| 真言院曼荼羅 | 黄白黒青赤 | 白黄赤黒青 |
| 東寺残欠甲本 | 黄白青黒赤 | 白黄赤青黒 |
| 高野血曼荼羅 | 黄白青黒赤 | 白黄赤黒青 |
| 根津八十一尊 | ― | 白赤黄青黒 |
異同
色彩の排列は他にもいろいろで、3条に簡略化した遺品もあります。


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