秦兵马俑三号坑遗址(兵馬俑/中国西安市)
こちらに紹介するのは、中国陝西省西安市(旧・長安)にある秦兵马俑三号坑遗址です。
日本でも秦の始皇帝や兵馬俑は有名です。
始皇帝は始皇帝陵に眠り、そこから東側1.5kmに兵馬俑たちの陪葬墓「兵馬俑坑」があります。
1974年に地元農民が井戸の掘削をしていて発見。
発掘された兵馬俑坑は3つあり、坑内からは陶俑陶馬が8000点、青銅器が4万余点が見つかりました。
長安とは
唐の都・長安
中華人民共和国陝西省西安市は、かつて長安と呼ばれた100万都市でした。
「唐の都・長安」で有名ですが、唐の時代までで既に約千年間、大都市として機能してきました。
実は、首都としては唐まで。
そして、唐の時代から、部族の侵入を避けるために城壁が何度も作られ、いま残っているものは明の時代に作られました。
この城壁は西安城墙といい、「全国第一批重点文物保护单位」に指定されています。
とかく長安といえば兵馬俑坑が有名ですが、こちらの城壁も、有名な観光名所の一つです。
仏教都市・長安
長安という都は、仏教都市としても重要な役割を果たしました。
真言宗の空海や天台宗の最澄たちが唐へ留学に行ったり赴任したりしたことは、日本史や東アジア史でよく知られています。
三蔵法師で有名な玄奘も長安で修行や仕事をたっぷりと行ないました。
秦兵马俑三号坑遗址・西安城墙
2016年12月、妻のレイレイは雲南省昆明市へ帰省しました。
そのとき、〈ついでに立ち寄った〉というにはほど遠いですが、陝西省西安市まで行き、ゆっくり観光しました。
中国のミュージアムは撮影し放題がたのところが多く、兵馬俑坑でもほとんどのエリアで撮影や鑑賞を楽しめました。
一号坑は広すぎて鑑賞も撮影もほぼしていません。それで三号坑の写真ばかりになります。
それでは、西安市の兵馬俑や西安城墙をたっぷりご堪能ください。
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