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石経

史跡
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意味

石経せききょうとは岩石の面に経文を刻んだもの。

石壁などに経文を書くことを記した経典に「大宝積経」七十八、「大般涅槃経」十四などがあります。

古代中国では儒教関係の石経が先行し、仏教の石経は、遺品では北斉時代のものが最古です。

さまざまな形式の石経があります。

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種類

壁面

壁面に刻んだもので有名な石経は次のとおりです。

  • 河南省北響堂山石窟の568年以降の維摩経など。
  • 河北省居庸関の過街塔内壁に、1345年の梵・漢・蒙・ウイグル・チベット・西夏の6体文字で尊勝陀羅尼経など。

磨崖

磨崖に刻した経文は、山東省泰山経石峪に大字金剛般若経、山東省徂徠山映仏巌に大品般若経、山西省遼川屋嶝に華厳経など。

とくに泰山のものは磨崖石経の白眉といわれるほど人気です。

石板

manseok KimによるPixabayからの画像

石板の両面に刻んで石室に収めたものに、河南省涿州房山の680年頃から1085年にわたる480年間に刻した正法念処経、大般涅槃経、大般若経など85 部におよぶものが有名。

石板の両面に刻む石経は、おもに華北地方(宝山・泰山・響堂山)で行なわれました。

日本

日本では石碑程度のものしかありません。

福岡県宗像神社の石刻阿弥陀経は、湖北省襄陽龍興寺の石碑に由来していて、通常の経文にくらべ21字多いことで有名です。

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