不空成就如来

意味

不空成就如来ふくうじょうじゅぶつにょらいは、仏様ヒエラルキーの如来に属する仏尊で、金剛界五仏（五智如来）の一つに数えられます。

持物の羯磨杵は事業成功の意味。

• 音写：阿目伽悉地（Amoghasiddhi）
• 密号：悉地金剛、成就金剛
• 三昧耶形：羯磨杵（十字鈷杵）

ホットケーキ

羯磨杵（十字鈷杵）は、五仏共通の五鈷杵の上に置いています。

キャリア

アドレス

金剛界曼荼羅にて大日如来の北方に位置しています。

キャラ設定と役割

金剛界曼荼羅にて北輪の主尊を勤めます。

胎蔵界曼荼羅の天鼓雷音如来と同体、釈迦如来と同体です。

五智のうち、成所作智じょうしょさちを具現化したもので、何物にもとらわれず実践する意味。

この意味から、衆生を教化する事業が円満成就して空しくないとの特徴をもち、衆生をスムーズに教化する如来様として活躍。

「摂真実性」によると、一切如来、摩訶菩提、金剛堅牢、不空最勝成就、種々事業三昧に入って五色光を放ち、北方の無量世界を照らします。

真言

おんあぼきゃ しつでいあく

真言

真言の意味や歴史、真言宗の考え方、光明真言・大師宝号（宗祖御宝号）・十三仏真言の文章をまとめています。

buddhist-temples.net

2023.08.10

形姿

守護経

五色を具えて、円満の形相。

左手で衣の角を持ち、右手は五指を立てて、胸の前で外を向ける施無畏印 (不空成就如来之印）を結んでいます。

現図曼荼羅

左手で衣を持たず、金剛拳で臍前に置いています。

金剛界八十一尊曼荼羅

迦楼羅座に坐します。

文化財

五智如来の彫像として、東寺講堂をはじめ数種あり。