概要
当麻曼荼羅とは浄土変相図のうち、観経曼荼羅の一つ。
原本は、中将姫法如が蓮の糸で織ったと伝わります。
ただ、残念ながら破損していて断片を残すだけですが、16世紀初頭に模写した文亀曼荼羅も当麻寺にあります。
原図は縦横4.5mと、大幅なため、四分一曼荼羅などに縮写したものが多く、板本としても普及しました。
構成
内外陣に分かれます。
内陣
阿弥陀三尊(阿弥陀如来、観音菩薩・勢至菩薩)を中心に宝楼閣をめぐらしています(→三尊仏)。
前面
宝池があり舞楽を演じています。
往生人を迎える左右対象の精密な図柄です。
外陣
左右と下の外縁にて観経の意味を表現しています。
右縁に十三観、左縁に序分の11 図、下縁に九品来迎の相を示しています。
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