意味
鬼子母神は子供を庇護する善女神。
歓喜母、愛子母ともいいます。
ご利益
求児、安産、子育て、幼児保護。
キャリア
ヒンドゥー教時代は訶利帝母(訶梨帝母/ハーリーティー)といって、500人が1000人の子供がいました。
他方、幼児を捕えて食べる悪鬼女だったので、ブッダは彼女の末子を隠して、親の悲しみを諭しました。
訶利帝母は改心して、ブッダに帰依。
のち、子供を庇護する善神として顕教・密密で尊崇されるようになりました。
形姿
多くの作品では天女形で子供を抱擁したり従えたりしています。
たまに鬼神形を示すものもあります。
童児の数には三子・五子・ 七子・九子などいろいろ。
鬼子母神は十羅刹女とともに「法華経」護持の神として一緒に描かれることがあります。
文化財
有名作品に、園城寺や東大寺の彫像、浄瑠璃寺の吉祥天厨子絵、醍醐寺の画像など。→吉祥天、厨子
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