意味
宝生如来は仏様カーストで如来部に属す仏尊です。
- 音写:羅怛三婆縛(Ratnasambhavaから)
- 密号:平等金剛、大福金剛
- 三昧耶形:三弁宝珠
- 同体:開敷華王如来、宝幢如来、宝相如来、宝勝如来(施餓鬼儀軌)、多宝如来(救抜焰口経)、一切三界主如来(理趣経)
キャリア
役割
金剛界曼荼羅
金剛界曼荼羅では五仏(五智如来)の一つで、南方解脱輪(月輪)の主。
諸法の平等を具現する智(平等性智)の徳を司ります。
五大(地・水・火・風・空)に当てはめると、地大の黄色。
四親近を従えています(金剛宝菩薩・金剛光菩薩・金剛幢菩薩・金剛笑菩薩)。
開敷華王如来
四方四仏
顕教では四方四仏の一つに数えられます。
御利益
方法能生の徳を担当。
如意宝珠に象徴されるとおり、所願に応じて福徳を満たしてくれます。

ナム
「摂真実」に、かなり美味しい話が。五指の間から如意宝珠を降らして、天衣・天妙甘露天 ・音楽天・宝宮殿を降臨させ、乃至衆生の全所楽を満たす!\(^o^)/
形姿
金剛界曼荼羅
菩提心をもとに功徳を衆生に施すため、施願の形相をしています。
黄色の身体に、左手は拳にして衣の角を持ち、右手は与願印(施願印)を結んでいます。
胎蔵界曼荼羅
宝幢如来をご覧ください。
現図曼荼羅
身体は黄金色。
左手を拳にして臍の前に仰向け、右手は五指を伸ばしたまま仰向けにして横に出しています。
眷属
- 四親近…金剛宝菩薩・金剛光菩薩・金剛幢菩薩・金剛笑菩薩
文化財
単独像の遺例は少ないです。
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