日本を中心に仏教の宗旨や宗派を説明しています。
日本の仏教は大乗仏教というジャンルにあり、インドから北へ向かって伝えられたので北方仏教ともいいます。
これに対して、インド南方へ伝えられた仏教の流れを上座仏教(小乗仏教)や南方仏教といいます。
宗旨と13宗
日本仏教にはいくつぐらいの宗(宗旨)があるのでしょうか。
戦前は13宗56派といわれてました。また、戦後の混乱期に多くの新しい流れ出てきたので、さらに複雑そうです。
しかし、実際にはそれほど多くはなく、系統別に分類すると今でも13宗です。
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このサイトでは13宗に区分される仏教集団を宗旨とし、宗旨の下に分かれた分派を宗派としています。
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一例に、浄土真宗本願寺派をとりあげると、宗旨は浄土真宗、宗派は本願寺派です。
それでは、現存する一三宗とは何でしょうか。
- 法相宗
- 禅宗(戒律宗)
- 華厳宗
- 天台宗
- 真言宗
- 融通念仏宗
- 浄土宗
- 臨済宗
- 浄土真宗
- 曹洞宗
- 日蓮宗
- 時宗
- 黄檗宗
これら現存する一三宗のうち、寺院数と信者数の規模が大きい宗旨は、天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗です。
さて、教義内容から13宗を系統別に分類すると、次のようになります。
- 奈良仏教系…法相宗、戒律宗、華厳宗
- 法華系…天台宗、日蓮宗
- 密教系…真言宗、天台宗の一部
- 浄土系…融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、時宗
- 禅系…臨済宗、曹洞宗、黄檗宗
宗旨・宗派の各説
つぎの各説では宗旨・宗派ごとに、特徴や歴史などをわかりやすく説明しています。