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毎日の勤行に真言宗のお経を読む

法事・供養
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毎日の勤行に真言宗のお経を読みたいのですが、どういうふうに読めばいいでしょうか。

ここでは、毎日の勤めに真言宗のお経を読むコツをお伝えしています。

簡潔なお経から長いお経まで、とんな種類があって、どういう順番で読むかを説明しています。

スマホやパソコンで行なう真言宗在家勤行集としてお使いください。

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お経を読む方法

真言宗に限った話ではなく、一般的にお経を読む方法は次のとおりです。

  1. 合掌…まず、お経を読むまえに手を合わせて(合掌)、心を静めます。
  2. 考察…ついで、お経を読み始めるまえに、自分自身に向けて、「このお経は○○を意味している」など、お経の趣旨や大意を考えます。
  3. 読経…そして、お経をゆっくりと読み上げます。

もう少しくわしくみてみます。

  1. まず、正座して心を静め、深呼吸しましょう。自分の心を落ち着かせるために、簡単な冥想を行うこともオススメです。
  2. お経を読む前に、手を合わせて合掌します。両方の掌を合わせることで、心身を一つに集中させることができます。
  3. 合掌しながら短い祈りや願いを捧げます。この時、自分自身や他の人々の幸せや平安を願うなど、善い思いを込めることが大切です。
  4. 合掌を解除してお経を手に取ります。読経に慣れない間は、読み仮名がついたお経を選ぶと読みやすいです。(現代語訳も付いていると、なお良いです)
  5. ゆっくりとしたテンポで明瞭な声で読みましょう。まずは精一杯読むことが大切です。だんだんとお経の内容や意味が分かってくると、さらに楽しくなります。
  6. 読み終わった後は再び手を合わせて合掌。お経の功徳を自分自身や他の人々と共有することができます。また、祈りや感謝の言葉を捧げ、心を整えましょう。

以上の手順に従って、毎日の勤行に真言宗のお経を読むことができます。お経を読むことで、心を清め、内なる平和や心の安定を得ることができます。

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真言宗で使うお経の種類

真言宗で使うお経の種類はさまざまですが、毎日のお勤めを念頭におくと次のようなお経があります。

まず、般若心経光明真言などがよく知られています。

般若心経は有名なお経の一つで、真言宗でも重要な位置を占めています。

また、真言宗が拠り所とする二大経典は「大日経」「金剛頂経」。

多くのお経は同じペースで読みますが、真言宗で使うお経には、博士という読み方の記号にしたがって読むものもあります。たとえば、四智梵語や仏讃など。

これらはDVD や YouTube などで聴いて練習するといいですが、そこまで頑張らなくても、下記の次第で私は十分と思います。

在宅の読経でおすすめする次第

在宅の読経でおすすめする次第(メニュー)は次のとおりです。真言宗での大衆供養のメニューです。

読む順序どおりに挙げます。

  1. 開経偈
  2. 懺悔文
  3. 般若心経
  4. 諸真言(拝みたい対象だけを選んでよい)
  5. 光明真言
  6. 大師宝号
  7. 回向文(自分自身のために拝むなら外します)

おすすめ図書

どうしてもお経を手元に置いておきたい場合は、次の図書をおすすめいたします。

上記の勤行用のお経や詳真言をはじめ、真言宗のさまざまな法要で読まれることの多い理趣経も収録されています(裏面に印刷)。

高野山金剛峯寺教学部編「真言宗檀信徒勤行経典」理趣経入り、日本佛教普及会、1994年

高野山金剛峯寺教学部が編集・校閲した、定評ある宗紋入りの勤行経典です。

身密、口密、意密の三密修行といわれる真言宗佛前勤行に役立つ内容になっています。

合掌礼拝、懺悔文、三帰、三竟、十善戒、発菩提心、三摩耶戒、開経偈般若心経十三仏真言光明真言大師宝号、祈願文、回向文、三和讃、理趣経などを収録しています。

なお、太字は上記「在宅の読経でおすすめする」お経で、すべて収録されています。

体裁は折本仕様の上製本。ハンディで勤行に実用的です。

天台宗真言宗では、お経や真言の読み方が少し異なります。これは、サンスクリット語(梵語)からひらがなに音写したときに発生するずれであって、いずれの宗旨にも定番となってる読み方があります。ですから、お気に入りなさる必要はございません(^^)

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