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浄土宗

宗旨・宗派
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基本情報

浄土宗とは、大乗仏教の宗派の一つで、源空(法然)が開いた宗旨。

浄土信仰にもとづき、専修念仏などを教義にします。

本尊阿弥陀如来(舟後光立弥陀・舟立阿弥陀)。

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大阪市内にある浄土宗寺院の一覧

私が自転車遍路した、大阪市内にある浄土宗寺院の一覧です。

特徴

浄土三部経と浄土論を三経一論として重んじます。

とくに中国浄土教の祖善導に教説をとって「偏依善導」を標榜。

難行・易行・聖道・浄土、自力・ 他力の対立をとおして、行浄土・他力の念仏に帰すべきことを確立します。

必ず浄土に生まれるとの信心(安心)と念仏を主とする五正行(起行)、とこれらを相続させる四修(作業)とを立て、浄土に生まれることを主張。

念仏の数を尊ぶ点があり、また戒律や造寺などの功徳を否定しつつも、戒律堅持の実践を尊ぶ風を残しています。

展開

成立と迫害

1175年、源空は比叡山を去って吉水(京都市東山区)に移り、専修念仏を唱えました。

貴賤からひろく支持されたため、南都・北嶺の圧迫をうけ、ついに念仏停止を受けました。

源空以下の門弟が流罪されましたが、とくに武士層や農民層の支持を受けて広まった。

分裂

源空の没後、弟子たちによって5派に分裂。

  1. 鎮西派…諸行往生の義を説く
  2. 西山派…諸行不生の義を説く(証空)
  3. 長楽寺派…化生往生の義を説く(隆寛)
  4. 九品寺派…諸行本願の義を説く(長西)
  5. 一念義派…一念業成の義を説く(幸西)

鎮西派の台頭と分裂

のち、鎮西派と西山派に絞られ、今では, 鎮西派をとくに浄土宗といいます。

鎮西派は辨阿の没後、然阿を経て拡大。

白籏派・藤名越派(以上関東)・三条派一条派・小幡派(以上京都)の6流に分裂。

このうち、白籏派が最も栄えました。

白籏派は、知恩院を総本山とし、 増上寺などを大本山としました。

西山派の展開

西山派は、証空が西山栗生に光明寺を建てて以来、西谷派・深草派・東山派・嵯峨派の4派に分裂。

その後も変遷をたどり、 今では西山禅林寺派(禅林寺)、西山光明浄土宗(光明寺)、西山深草派(誓願寺)などがあります。

現況

おおむね、二別されます。

  1. 鎮西派…宗教法人浄土宗
  2. 西山派…①西山浄土宗(総本山粟生光明寺)、②浄土宗西山禅林寺派(総本山禅林寺)、③浄土宗西山深草派(総本山誓願寺)

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