日天と月天
日天と月天は、日月のつながりでツインかと思いがちですが、日光菩薩と月光菩薩の仲の良さに比べ、意外に離れることが多いです。
意味
月天とは十二天の一つで、月を仏尊にみなしたもの。
月天子とは別体。
三昧耶形は蹈白瓶・金半月。
形像
胎蔵界
三鵝上に坐します。
右手を腰に当て、半月状の付く杖を持ち、左手は肘を曲げて胸を覆っています。
金剛界
左手を腰に当てて荷葉座に坐っています。
文化財
十二天の像は立像。両手で月輪(中に兎)をささげ持ちます。
十二天像 月天
日本画、鎌倉時代・13世紀、絹本・著色・金泥・掛幅、大宝院(三重県)旧蔵、重要文化財
十二天像 月天
絵画、国宝