仏典曰く 旗なびかず風なし 揺らぐは…

風天

仏様リスト
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意味

風天ふうてんとは風神さんの名で知られ、天部に属する仏尊。

十二天や八天の一つです。

風のスピードの迅速さを根拠に、仏様の神通自在の教化を表現しています。

  • 「胎蔵界曼荼羅」外院西方に居住
  • 「胎蔵界曼荼羅」外金剛部院・西北隅
  • 三摩耶形:風幢(杖幡)・胎幢

キャリア

誕生

もともとインドの神で、福徳・子孫・長 生を与える神。

仏教に入って守護神となりました。

役割・御利益

八方天・十二天の西北方を守っています。

形姿

胎蔵界曼荼羅

「胎蔵界曼荼羅」にて老人の姿をしています。

老人形で鬚髪は白く、身体は赤色で、冠を頂き、甲冑を着用。

天衣・腰帯などは風に吹かれるがまま。

右拳を立てて幢幡の翻るのを持ち、左拳は腰に当てています。

面は左に向けて遠くを見ています。

金剛界曼荼羅

金剛界曼荼羅」では甲冑と天衣を着ずに荷葉座に坐しています。

別尊雑記

「別尊雑記」には 雲中(丸く描く)に慶に乗り、甲冑を着けて、左手は股に当て、右手は独股槍を所持。

二天女が侍ります。

また別に青牛に乗って左手に軍持を持つ像もあり。

眷属

二天女が侍ることも。

胎蔵界曼荼羅」には、風天眷属(童子形で風天童子とも)、風天后(風天妃)、風天后眷属を従えています。

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