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仏像の歴史:東南アジア

仏像スタイル
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東南アジアへは、とても広い範囲で仏教が広まりました。

とくにセイロン・ビルマ・タイでは今でも小乗仏教が繁栄しています。

また、今では仏教が行なわれていない地域でも、インドネシアのように、かつて大乗仏教が伝えられ、ボロブドゥール遺跡のような痕跡を残す地域も多いです。

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セイロン・ミャンマー・タイ

Mohamed NuzrathによるPixabayからの画像

広がり

東南アジア地方で仏教が最初に伝えられた地域はセイロン島です。

西紀前3世紀ごろ、アショカ王の王子マヒンダが来島して仏教を伝えました。

ミャンマーやタイも含めこれら3地域は、今でも小乗仏教を信奉しています。

これらの地域には、一時的に大乗仏教も伝えられました(インドネシアに後述)。

美術

仏教美術の中心は仏塔。

セイロンの仏塔は覆鉢部が大きく、古い塔の形式を残しています。

ミャンマーやタイの塔は尖塔といえるほど細く、高い形式になっています。

これらの地域の仏像は釈迦像や伝記中の弟子たちが中心です。

大きい涅槃像が作られているのも、この地域の特徴です。

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インドネシア

Image by Maulana Iskak from Pixabay

インドネシアでは4世紀・5世紀から仏教が広がりました。

この地域では、密教系大乗仏教が広がり、仏・菩薩・明王・天像など、さまざまな仏像が作られました。

8世紀頃、この地域の勢力は最大期を迎え、仏教がタイへも伝えられました。

この結果、一時的ですが、タイに大乗仏教の仏像が作られるようになりました。

東アジアへの影響

これら東南アジアの仏教美術は盛大に流行しましたが、中国や日本などの東アジア地域へは影響を及ぼしませんでした。

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