意味
荼吉尼天は天部に属する夜叉のグループ。三天と偃臥鬼の総称です。
人の足や肝を食べ、6ヶ月以前に人の死を予知する能力を与えられましたが、殺害せずに命終を待っています。
- 音写:ダーキニー、荼吉尼陀祇尼
- 別表記:荼枳尼天、吒枳尼天
- 略名:吒天
- 三昧耶形:鉢
キャリア
アドレス
胎蔵界曼荼羅の外金剛院南方に配属(3位)。
役割
人の足や肝(心臓)を食べます。
展開
インドでは、通力によって、6ヶ月前に人の死を知り、その心臓を食べてその法を修する者に通力を得させます。
おもに瑜珈行者に信仰されました。
日本では、稲荷の神と同一視され、愛知県の豊川稲荷が有名です。
文化財
木造荼吉尼天騎狐像
- 指定民俗文化財:有形民俗文化財
- 所有者:宗教法人 東大寺
- 所在地:大阪市住吉区万代
ギャラリー

吒枳尼天(荼枳尼天)。真言宗御室派宝珠院(大阪市北区)。2023年6月9日に撮影。
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