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天邪鬼

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概要

天邪鬼あまのじゃくとは毘沙門天が腹部に帯びている鬼面の名前です。

一般には、なにかと人の意見に逆らう者を天邪鬼といいます。

壒嚢鈔あいのうしょう」15に「毘沙門の鎧の前に鬼面あり、河伯面といふ。仏師は之をカハヌといふ、或書にいう、河伯面、之を海若あまのじゃくといふ」とあります。

このことから、天邪鬼の本名は、河伯面・河伯・海若。

いずれも水神の名前で、のちに毘沙門天が足下に踏みつけている異形の鬼を耐薫あまのじゃくというようになりました。

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