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厨子

法事・供養
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意味

厨子ずしとは、仏像・経巻や遺骨などを安置する箱。

木材で屋形や筒形に作ってあり、正面に扉をつけて漆や箔などを塗って装飾しています。

内面に画図のあるものもあります。

もともと、厨房で調度品を納める棚様のものでした。

それが仏籠に似ているため、形式を変えて仏像や遺骨などをを安置するようになったようです。

実際、正倉院の収蔵品には、文具・楽器・法服などを収めた厨子もあります。

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種類

形式から区別します。

  • 中に棚のある二階厨子
  • 前後に扉のある両面厨子
  • 三方に扉のある三面厨子
  • 丸い屋蓋の丸厨子
  • 扁平の平厨子
  • 懐中用の印籠厨子

など。

文化財

玉虫厨子や橘夫人念持仏厨子をはじめ、浄瑠璃寺の吉祥天厨子、禅林寺の善導大師厨子、奈良千体寺の千体仏厨子、高野山の八葉蒔絵厨子、根津博物館の大般若経厨子などが、美術史の代表作です。

堂内墓地向けの逗子

最近では、可搬式の堂内墓地にステンレス製の逗子が使われます。

内袋や外袋に入れた遺骨を逗子に納めます。納骨法要の一つです。

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