意味
善女龍王とは、空海が神泉苑(京都市)で請雨修法をしたときに応現した龍王。
善如龍王とも。
経軌には登場せず。
八大龍王の沙掲羅龍王の三女。
空海の遺告によると、もともとインドの無熱達池に住み、害を加えず真言奥義を敬って出現した8寸(2.5cm)の金色蛇で9尺(3m弱)の蛇の頂上にいます。
形像
絹本着色図。定智筆。国宝。金剛峯寺蔵。163.6×112.7cm。
中国官服を着て皿に盛った宝珠を持ち、雲中に立っています。
裾の後に蛇の尾が少しだけ見えます。
同じ図柄は室生寺・醍醐寺・大通寺に、白描画は醍醐寺(12世紀)にあります。
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