大阪市内の仏教寺院を自転車遍路。山門・境内・お花たちの長閑な風景を紹介しています。
最近の関心事は3つ。
浄土宗蓮生寺(大阪市天王寺区)
- 宗旨:浄土宗
- 宗派:浄土宗
- 山号:宝池山(寶池山)
- 院号:蔡華院
- 寺号:蓮生寺
- よみ:れんしょうじ
- 本尊:阿弥陀三尊(鎌倉時代末期作)
- 所在地:大阪市天王寺区城南寺町5−16
2022年6月25日に撮影。
西国三十三所観世音の石碑。
涅槃像釈迦牟尼如来の石碑。
釈迦如来の睡眠バージョンは後述。
浄土宗蓮生寺は「ねしゃかの寺」でもあります。
ギャラリー
ツツジ(躑躅)
屋根瓦
釈迦牟尼如来涅槃像
釈迦牟尼如来涅槃像を何枚か写しました。
まずは、涅槃の全身像を前後から。
ついで、パンチパーマを前後から。
最後に足の裏を。
とこを写してんねんというアングルですが、とくにパンチパーマは最も気になるところ。
蓮生寺釈迦堂と釈迦涅槃像
蓮生寺釈迦堂
釈迦牟尼如来涅槃像を安置する蓮生寺釈迦堂は、1692年に創建されました。
当初は観音堂として建立され、西国三十三所観音菩薩を奉祀しています。
釈迦涅槃像
この釈迦牟尼如来涅槃像(釈迦涅槃像)は、釈尊入滅の姿です。
インド、ビルマ、タイなど南方仏教国には多く、日本では稀です。
製作年代は不明ですが、おそらく江戸時代初期の作と推定されています。
青銅製、等身大、重量約500kg。
江戸時代に正齋という念仏行者が道頓堀の墓所にこの尊像を安置して、一千日の間、念仏を行じました。
すると、諸人の帰敬厚く、群衆が集まり、像の前に自然に市ができました。
そのため、道頓堀の墓所あたりを千日前といいます。
明治維新をきっかけに蓮生寺へ移され、釈迦堂に安置されるようになりました。
歴史
寺院に掲示されている寺史をもとにまとめてみます。
通称「ねしゃか寺」。
創建・開山
寺伝によると、1592年10月14日、天獨朗により創建。(「浄土宗寺院由緒書」には、開山は平僧永俊)。
この辺りは上町台地に位置し、大阪では景勝の場所でした。
近世の荒廃と復興
大坂冬の陣と夏の陣で兵火にあい、堂宇・什物は消失しましたが、1670年代に 5世寂譽道入が復興。
さらに1714年、大風により大破した堂宇を10世鸞警廓天が復興しました。
1945年、大阪大空襲により、釈迦堂と山門を残して焼失。
1984年、33世の源譽孝雄が再興していまにいたります。
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