日天と月天
日天と月天は、日月のつながりでツインかと思いがちですが、日光菩薩と月光菩薩の仲の良さに比べ、意外に離れることが多いです。
意味
日天は、密教に入ってから天部に属し、十二天の一つ。
キャリア
- インドでは創造力や自由の神格化で、のちに太陽神の別称にも
- 妻(日天后)に惹耶・微惹耶の四姉妹(摩利支天とも)
- 曼荼羅では外院の二十天の南方に描写
- 十二天図には右手に持つ蓮華の上に三足の鳥のいる日輪を置く
眷属
- 九曜中の七曜(火・金・水・木・土・蝕・彗)
- 剣婆
- 流星
- 天狗星
形像
五馬車や七馬車に乗車。
ふつう、両手ともに小指を伸ばして、胸に当てて各手に開花蓮華を持ちます。
金剛界曼荼羅
右手を胸に挙げて日珠を持ち、左手を腰に置いて荷葉座に坐っています。
胎蔵界曼荼羅
外金剛部院に、天人形で2手ともに蓮華を持ち、赤五馬の車に乗っています。
十二天像
身体が赤色で、右手に日輪のある蓮華を持ち、日輪中に三足の鳥がいます。左手で蓮茎を持ちます。
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