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開眼供養

法事・供養
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意味

開眼供養かいげんくようとは、新しく仏像・仏画・曼荼羅・塔婆・などができあがったり修理したりして、お堂などに安置するときに行なう儀式。

加持して開光点眼します。

正式名称は開眼供養作法で、略称に開眼作法とも。

仏像・仏画の仏眼を開く目的で行ないます。この供養を経て、像や画が信仰対象になります。

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目的

密教では、森羅万象は瓦石草木にいたるまで、すべてが大日如来の法身です。

ですから、絵画や木像などに出現させた仏尊も、如来や菩薩の真実の姿(如来や菩薩と同体)。

しかしながら、仏尊の各作品は浄穢や貴賤などの世俗的な判断にさらされます。

世俗的な判断を回避して、仏教本来の意義を悟らせる必要があります。

つまり、開眼供養ほ目的は、新しくつくられた仏像・仏画・曼荼羅・塔婆・墓碑などを、物品の段階から仏尊や信仰対象へと転換させることです。

方法

原型

行者が仏眼仏母の三昧に住して十八道によって行ない、酒水器のときに3度、形像の御眼に酒浄することをロ伝にしてきました。

応用型

  • 対象が2体以上ある場合、かならず各体ごとに供養します。
  • 両界曼荼羅の開眼は、如来・菩薩・明王・天部の4部に分けて四度、修します。

最略儀

  • 仏眼の印明…五眼の功徳を具足させる
  • 印言の結誦…五智四身の功徳を満足させる。大日印言法報応の三身の印言など。
  • 印明の結誦…写経等の供養に大金剛輪の印明を結誦

主な事例

752年4月9日、東大寺毘盧遮那大仏の開眼供養が、日本での初例で大盛儀。

開眼納骨法要

日常的な事例として、遺骨を納めるときに、納骨法要に重ねて開眼納骨法要として行なうこともあります。

この場合は、仏壇位牌、逗子などに対して行ないます。

お布施の相場は、開眼法要のお布施で、3万円から5万円までのようです。

納骨法要(納骨式)もふくめると、1.5倍から2倍になることが多いです。

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