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多宝如来

仏様リスト

多宝如来は、大乗仏教の経典『法華経』に登場する仏尊で、东方宝浄世界の教主として知られています。過去の仏として入滅後、全身舎利を七宝塔に納め、法華経が説かれる場に涌現し、その真実を証明します。釈迦牟尼仏と並坐し、分半座する姿が象徴的です。密教では金刚界大日如来の表象とされ、福徳と平等の功徳を授けます。

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効用

多宝如来の信仰は、主に福徳と財宝の具足を祈るものです。経典によると、その名号を称えれば、悭吝の悪業を破壊し、称意所須の宝物を授け、受用が尽きないとされています。これにより、信者は物質的・精神的な豊かさを期待します。

また、七如来の一尊として位置づけられ、財神之王とも称されます。破一切諸鬼の力を持ち、貧困や災厄から守護する効用が強調されます。病気治癒や無病息災、滅罪の功徳も伴い、日常の安寧を支えます。

法華経の教えを証明する役割から、信仰者は法華経読誦の功徳を増幅し、菩提心を養う効果を得ます。これにより、輪廻からの解脱を促し、究極の福徳円満を実現します。

現代では、商売繁盛や縁結び、所願成就を求める人々に人気です。真言を唱えることで、無量の福徳が降り注ぐと信じられています。

さらに、平等性智を象徴するため、差別や我慢を除き、心の平穏を授けます。これらの効用は、衆生の願いを平等に叶える力に由来します。

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形姿

多宝如来(宝勝如来)。土佐秀信画『仏像図彙』三、1900年、3丁。

多宝如来の典型的な形姿は、『法華曼荼羅威儀形色法経』に記載されています。頭に绀発冠を戴き、眉間から索毫光を放ち、身は黄金色です。智拳印を結び、右圧左の跏趺坐で大蓮花座上に坐します。

釈迦如来との対比が特徴的で、多宝は金剛界大日如来を表し、釈迦は胎蔵界大日如来を象徴します。袈裟を身に纏い、荘厳な姿が普照一切を表します。

像容として、二仏併坐像が多く、釈迦と並んで描かれます。合掌や法界定印、説法印を結ぶ姿が見られ、宝塔内に安置される場合もあります。

彫刻では、柔和な顔貌と衣文の流麗さが平安後期の特徴を反映します。銅造や木造が多く、蓮華座上の安定した姿勢が福徳の象徴です。

密教曼荼羅では、金剛界の南方に位置し、宝珠を持つ場合もあります。これにより、平等と豊饒の視覚的表現がなされます。

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意味

多宝如来は、法華経の真実性を象徴します。過去仏として、釈迦の説法を証明し、宝塔から涌現する姿は、経典の普遍性を示します。これにより、衆生の信仰を強化します。

平等性智の体現者として、一切の垣根を除き、福徳を授ける意味を持ちます。宝を生み出す源泉として、菩提心に基づく功徳を衆生に施します。

釈迦との並坐は、過去と現在の仏の合一を表し、法華経の奥義を象徴します。これにより、十界互具の教えを体現します。

財神之王として、悭吝を消除し、豊かさを意味します。龍女成仏や悪人成仏の文脈で、女人や悪逆者も救済される平等を象徴します。

全体として、如来の誓願と衆生の救済を表し、密教の深奥を現します。これにより、信仰者は無量の功徳を得ます。

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所蔵

大阪市内

大阪市内では、多宝如来の単独像は希少ですが、関連寺院に所蔵例があります。真言宗藤次寺(大阪市天王寺区)では、本尊として宝生如来を祀り、多宝如来の要素を含む曼荼羅が見られます。浄土宗銀山寺(大阪市天王寺区)には阿弥陀如来坐像(市指定文化財)があり、多宝如来の影響を受けた密教系仏像が収蔵されますが、直接の多宝像は確認されていません。

中之島香雪美術館では、特別展で法華経関連の絵巻や曼荼羅を展示し、多宝如来の姿が描かれた作品を所蔵します。大阪市立美術館の妙心寺展では、釈迦・多宝如来像の複製が展示され、関連文化財が閲覧可能です。

全体として、大阪市内は密教寺院が多く、多宝如来は曼荼羅や塔内に間接的に現れます。

全国

全国では、東大寺戒壇院の銅造釈迦多宝如来坐像(国宝)が著名です。唐時代作で、法華経の二仏併坐を表します。

千葉県法華経寺の木造釈迦・多宝如来坐像(県指定)は、南北朝時代のもので、銘記から経緯が明らかです。

石山寺の多宝塔(国宝)内には、金剛界大日如来像と共に多宝如来が安置され、最古の多宝塔として知られます。

金剛三昧院多宝塔(国宝)には、五智如来坐像が収められ、多宝如来の荘厳が施されます。

根津美術館の銅造釈迦・多宝如来並坐像は、北魏時代の作で、中国由来の貴重な例です。

奈良国立博物館や唐招提寺にも関連像があり、全国の密教寺院に多宝如来の遺品が散在します。

高野山金剛峰寺の根本大塔内曼荼羅にも位置し、立体的に表現されます。これらの所蔵は、法華経の影響を反映します。

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