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波羅蜜多

仏界
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意味

波羅蜜多はらみたとは、大乗仏教において、菩薩が実践すべき徳目を総称した言葉。

この徳目を実践することによって、悟りの彼岸に到達できます。

このことから、波羅蜜多の意味は「彼岸に到れる状態」です。

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由来

読み方は「はらみ(っ)た」で、paramita(パラミ)の音写。

究竟、到彼岸、度無極、度などと訳します。

由来には諸説あり。

代表的な見解は2つあります。

  1. pāram(彼岸に)+ita(到る)という過去受動分詞を女性形として「pāramita」とした。
  2. parami(彼岸に到る)+tax(状態)としての「paramita」であるとみる説

現代語としては「完成」や「遂行」といったところでしょうか。

種類

有名な波羅蜜多に六波羅蜜(6種類の徳目)があります。

六波羅蜜の6点目の智慧(般若)に、方便・願・力・ 智の4つを加えて、十波羅蜜と考えることもあります。

いずれも、多くの他者に利益を供与することで自己を完成することを目的にしています。

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