意味
文殊院とは胎蔵曼荼羅の第三重に属す、釈迦院の東方の一画のことです。
計25尊が描かれています。
大日如来の三無尽荘厳の実相を開見して、般若の妙慧を表現しています。
文殊菩薩の身色が鬱金色のものは思想堅固を意味し、青蓮華は諸法に染着されない意味です。
金剛杵は智慧を表徴して智光で法界を照らす相を示します。
胎蔵図像などには文殊菩薩の眷属を集めています。
現図に描かれたメンバーを以下にリストアップします。
住民
向かって左
- 光網菩薩(網光童子)
- 宝冠菩薩(童子)
- 無垢光菩薩(童子)
- 月光菩薩
- 妙音菩薩(五字文殊)
- 瞳母嚕(都牟盧/四姉妹の兄)
- 惹逝耶(以下四姉妹)
- 肥者耶(微惹耶)
- 阿耳爾多(無勝)
- 阿波羅耳多(無能勝)
向かって右
- 髻設(童子)
- 波設奉教使者
- 文殊使者(質多羅)
- 文殊使者女(地慧・財慧)
- 鉤召、使者(召請童子)
- 使者衆
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