概要
くぜかんのん、ぐせかんのん、ぐぜかんのん。
救世観音は観音菩薩の変化形の一つ。
救世とは観音の別名で「法華経」普門品に登場。
別名が多く、聖観音、救世大士、救世菩薩、救世薩埵、救苦観音とも。
キャリア
日本では古くから聖徳太子の本地仏名として説話ができていました。
法隆寺東院夢殿(東院伽藍の本堂)の本尊が救世観音で、これは聖徳太子を等身大で写したものといわれます。
聖徳太子関係の寺院でも救世観音として祀ってきました(四天王寺・橘寺・広隆寺・法興寺・六角堂など)。
文化財
四天王寺金堂 救世観音像・四天王像
聖徳太子の本地仏である救世観音を祀り、これを四天王が守護。
古くから社会事業の一施設として機能してきた四天王寺らしい組み合わせ。
法隆寺東院夢殿
- 宗教建築
- 奈良県
- 奈良時代(739年)
- 八角円堂、一重、本瓦葺
- 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
- 重文指定年月日…1897年12月28日
- 国宝指定年月日…1951年06月09日
- 法隆寺
- 国宝
法隆寺東院夢殿の救世観音像は、古来から秘仏として保護されてきました。
しかし、1984年にフェノロサの懇望で初めて秘扉を開きました。
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