マニ車とは
マニ車 (経車)とは仏具の一種で、経文が表面に刻印されていたり、内部に収納されていたりします。
この車を手で回すと、 お経を一巻お唱えするのと同じ功徳があるといわれています。
むかしから、文字が読めない庶民が気軽に功徳を得られるものとして使われてきました。
英語で「Prayer wheel」「Mani wheel」。
マニ車(経車)を設置している大阪市内の仏寺
仏事めぐり大阪をとおして、ネパールから寄贈されたマニ車をいくつかのお寺で見たことがあります。
大阪市内のお寺でマニ車が境内にある場合、そのお寺は大阪十三仏霊場会に属しているかも知れません。
この霊場会は釈尊誕生の国ネパールのパタン市の学校建設に援助をしていて、日ネ両国の友好シンボルとして十三仏寺院に贈られたものです。この学校はラリット福祉センター小学校といって、1989年に設立されました。
釈尊誕生の国をネパールとみる説では同国ルンビニ村がキーエリアになります。同村が1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されてから、釈迦誕生地としてインドよりも有力になってきました。