意味
火炉・薫炉とも書き、旧字体は「香爐」。
種類
置香炉(居香炉)
仏前や仏壇の三具足・五具足の一つとして必ず備えます。
鼎形香爐
一般系。三脚の上にふくれた胴体があり、両側に上向きの耳が不随。耳のないものは三足香爐。蓋は半球状や獅子などの彫刻あり。
博山香炉
水盤のなかから山形の蓋のある球が細い支柱に設置。
中国漢代の古銅器を仏具に用いたもので六朝時代・唐代に流行。
火舎香炉
密教法具の火舎に似ていて、三脚の平らな皿形に半円状の蓋のある形状です。
ハート形や雲形があります。
金山寺香爐
燈籠の笠のない形状。
柄香炉
手に持つ香炉を柄香炉といいます。
象塩(香象)
跨いで身を清める象形のもの
ほかに床飾卓飾に用いるものもあります。
形状
手に持てるほどの小形なものから、屋外用の大型なものまで、いろんな形状があります。
金・銀・銅・金銅・白銅・赤銅・青銅などの金属性や陶製が多く、瑠璃や牙製・紫檀製などもあります。
文化財
有名な遺物に次のものがあります。
- 正倉院…香印坐という平らな蓮瓣の濃厚な色彩があります。
- 法金剛院…紇哩字香炉があり、陶製で荷葉形の蓋に梵字の透しがあります。
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