浄土真宗 | 仏寺めぐり大阪

基本情報

浄土真宗とは、源空（法然）の門弟だった親鸞を祖とする仏教宗旨。たんに真宗とも。

宗義の骨目を親鸞の著「教行信証」とします。

私が自転車遍路した、大阪市内にある浄土真宗寺院の一覧です。

日本仏教において、寺院数、僧侶数、信者数で最大を誇ります。

大阪市内でも、天王寺区を除くすべての区で寺院数が最大です。

浄土宗の一念義に似ています。

違いもあります。

源空を念仏為本とすれば、浄土真宗では信心為本に立ち、他力の往生を強調する点に特色があります。

凡夫の信心を弥陀が回向してくれるととらえ、信心をえた後に称える念仏、報恩感謝の念仏としています。

また信心を得た人たちは正定聚に住んで如来に等しいと説かれます。

とくに悪人こそ往生の正因だと説き、親鸞の生活態度を受けて、肉食妻帯の在俗生活を妨げないとした点にも特徴があります。

江戸時代でも、浄土真宗の僧侶だけは肉食妻帯が許されていました。

親鸞の曾孫の覚如にいたり、はじめて本願寺を名乗りました。

第8世の蓮如にいたり、教線が飛躍的に拡大。ひろく庶民の支持をえて、本願寺の勢力が絶大になりました。

徳川家康の宗教政策により、1602年、東西両本願寺に分けられ、今にいたります。

ほかに、木辺派・興正派・出雲路派・山元派・照寺派・三門徒派があり、真宗十派といいます。