意味
十波羅蜜とは六波羅蜜に四波羅蜜を加えたもの。
六波羅蜜の6点目「智慧」(般若)を方便・願・力・ 智の4つに分類したうえでこれらを加え、十波羅蜜と考えることがあります。
内容
これら10の波羅蜜は菩薩が実践するべき徳目です。
「華厳経」の十地品などで説明しています。
- 方便波羅蜜…さまざま間接的な手段によって智慧を導き出すこと。
- 願波羅蜜…いつも願いをもって実現すること。
- 力波羅蜜…善行を実践する力と真偽を判別する力を養うこと。
- 智波羅蜜…ありのままに一切の存在を見抜く智慧を養うこと。
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