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方便

仏界
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意味

方便ほうべんとは良い方法を用いて衆生を導くこと。

梵語のupaya(ウパーヤ)が原語で、近づくことや到達の意味。訳語は善巧方便。

この意味から、方便とは、悟の智慧(般若)から衆生救済のために最善の方法で巧みに導くこと。

智慧と方便の関係には諸説があります。密教で方便とは真実智から仮設されものとせず、智慧自体の外用とみなします。そこに権実の高低を考えません。
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用例

各経論や各教学で種々の分類があります。

仏教用語でよく出てくる用例を挙げます。

  • 仏が衆生を導くためのすぐれた智慧(権智・方便智)
  • 悟りに向かって近づく準備的な行(加行・方便道)
  • 真実に導くために相手に応じた種々の説法(方便仮門・権仮方便
  • 方便がそのまま真実になる(方便即真実・秘妙方便)
  • 理想や目的を達成するために行なうことが巧みでよくかなっている(施為方便)
  • すべての存在が本質は同じで互いに巧みに成立している姿(集成方便)

など。

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